釣り納め?
12/31
何とか魚を手にすることが出来たそのポイントを、しばらく攻めるも後が続かない。
小さなそのピンにこれ以上のストックは無いと見切り、
次のポイントへ向かう事にした。
次のポイントは川と川のインターセクション。
水深があり魚が溜まり易いであろう地形。
これから潮位が低くなるにつれて少ないベイトも纏まり易く、
彼らにとっても効率が良さそうだ。
まずはサルディナで流れの強さと変化点を探る。
絶対的に信頼できるこのルアーは幾つかある不動の1軍メンバーのなかのひとつ。
飛距離、流れの変化を伝えるインフォメーション能力、食わせの力、
どれをとってもハイレベル。
時おりベイトがルアーに触れる。
先ほど釣れているだけに期待が膨らむが、予想に反して魚からの反応は無い。
まだ潮位が高く魚が集まっていないのか?
そこでペニーサック99SPでもう少しレンジを入れてみる。
SPと言っても汽水~淡水ではスローシンキングとなるこのルアー。
ブリブリと巻かなくてはレンジキープ出来ないフローティングとは異なり、
大きめの下あごが流れをしっかりと捉えて、
今日のような潮が小さくタルイ流れでもスローリトリーブでしっかりと泳いでくれる。
これがこのポイントでキッチリとハマり、待望のバイトをもたらした。
その後は同様のパターンで1匹追加するも、根掛かりでヒットルアーをロスト。
沈みモノがあるのは判っていたが、欲をかいて攻め過ぎてしまった。
ペニーサックの手持ちは無い。さてどうしよう。
そこで次にハイドシャローをセレクト。
圧倒的の飛距離とレンジコントロールのしやすさで常に安定の一軍。
スタメン落ちなどあり得ない。
フローディングだが比重がギリギリで、これも汽水~淡水域ではスローシンキング。
この場所に飛距離は不要だが、サイズこそ違えど似たような使い方が出来そうだ。
狙いのラインがトレースできるよう、飛ばし過ぎぬよう気を付けてキャスト。
着水後はウェイトボールがテールにある状態でしっかりと沈め、
巻き始めに軽くトゥイッチを入れウェイトを戻してからスローリトリーブ。
結果はすぐに出た。
釣友もペニーサックでスコアを重ねている。
どうやら活性がイマイチなのかレンジは深く、スローなようだ。
こんな釣り方が合っているらしい。
夜空に稜線の輪郭が縁取られ、寒く熱い夜が終わろうとしているそのとき、
重量感のあるバイトが手元を襲った。
感無量。
昨年末と比べ、比較にならないほど良い釣り納めになった。
で終れればよいのだが、、そうはいかぬ。
そう、これはまだ12/31の朝マヅメの出来事。
釣り納めと初釣りというメインイベントは今夜なのだ。
これで終りたいという気持ちをグッとこらえて、
まだ続きます。