Gold vein

一攫千金 いつか金脈を掘り当てようとフィールドを徘徊するアングラーの備忘録です

練習

 

 

釣りに練習という概念があることを知ったのは、

遥か10年以上前にバスプロとしてトーナメントに参戦するようになってからだ。

厳密にいうとプロになる前、トーナメントへ参加するようになってからか。

 

試合で湖上に浮くとき以外は、必ず課題や目的をもって釣行した。

それは魚の探し方だったりルアーの操作の仕方、操船と言ったテクニカルな部分や

自然の変化を敏感に感じて対応する、いわゆる釣り感的なきわめて感覚的なことまで。

 

数年前からフライフィッシングを始めた。

驚くことにこの釣りは、フィールドに立ち釣りを始める前に

まずキャスティングの練習が必須となる。

そう、まず練習ありきなのだ。

 

フライを始めて5年目になろうかという今年、師匠から1本のロッドを預けられた。

 

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似合うリールを探すのに苦労した。。


バンブーロッド。

今年の課題らしい。

 

趣があって、こんな竿を使っていたらいかにも手練れのアングラーっぽくて恰好いい。

もちろん「扱えれば」の話なのだが。

 

非常にトルクフルだが重く、ナローテーパーでスローなアクション。

ここにはキャスティングが上手くなるための要素たくさん詰まっている、、らしい。

 

実際に振ってみるとビックリするくらい重く、腕が疲れる前に握力が限界を迎える。

練習でみっちり振ると、1時間で握力、我慢して2時間振ると肩が痛くなる(笑)

 

 ベロンとした感触の竹竿は、カーボンに慣れた今の自分のキャスティングでは

全てが早すぎるし、雑すぎるようだ。

が、ときどき何かが噛み合っていい振りができたとき、

力強く出ていくラインと鮮やかにターンするリーダーは爽快で病みつきになる。

全てか、なるほどな、と。

 

この再現率を高めるために、今週末も練習に行こう。