Gold vein

一攫千金 いつか金脈を掘り当てようとフィールドを徘徊するアングラーの備忘録です

大名魚

3/2

水温:14度

18:30~21:30

 

ちらほらと釣果の声も聞こえるようになってきた。

例年なら稚鮎の遡上もある頃だ。

事実、思いのほか上流部での釣果も出ている、らしい。

 

先日、バチ狙いで入ったエリアに下げ3分程度からエントリー。

ぱっと見は誰もいないように見えたのだが、

お目当て場所にはきっちりアングラーが入っていた。

 

様子をみていると徐々に上流に移動しながら釣っているようなので、

十分距離が空いたらそこに移動するとして、まずはめぼしい場所を撃ってみることに。

 

潮は大きく下げるが満潮時の潮位が低いので、流れはあまり出ない。

そこは長潮、仕方のないことだ。

 

上から下までローテしながらポジションを移動し探る。

何度目の移動だろうか。

やや早めにリトリーブしたシンペンが最後のブレイクに差し掛かろうとしたときに

鈍い衝撃。

反射的に合わせると微動だにしない。

あり得ないほどのベンドカーブを描くロッドに、「根掛かりか、、」と思うや否や、

それはゆっくりと動き出した。

 

マジか。

シーバスだったらド級のモンスターだ。

 

がその想いは瞬時に落胆へ変わった。

グーン、グーンという感じの断続的な引き。

スレ掛かり確定だ。

たとえ60センチのシーバスでもスレれば重い。

 

あとはこの魚が何か、ということだけだ。

走りの鈍さからボラはない。

あの引きの感じだとエイの可能性もあるが、この水温で河川内にエイはいない。

となると、シーバスかコイか。

スレとはいえこの尋常ではない重さはそれなりのサイズだ。

そしてこのスタミナ。間違いなく後者だろう。

 

少しづつ後退し、浅瀬に魚が現れた。

やはり君か。

 

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この時期のヤツは太いね~

 

冬のコイは太い。

重いわけだ。。

 

その後、お目当てのエリアに入ろうとするも対岸に別のアングラーが現れ、

おまけに自分が狙いたいピンには、新たに現れたブッコミ師が打ち込み始めたので

納竿とした。

 

帰り際に足元をライトで照らすと、マイクロベイトや食べごろのハゼ。

水の中は急に生命感にあふれてきた。

 

雨が降った日には遠くに雷も聞こえた。

そろそろ春ですね。