スティー ズA TWを非ATD化してみた
まるでYoutubeの動画みたいなブログタイトルです。
土日も釣りに行けないので溜まったネタを小出しにしていきます(笑)
昨年の今頃に購入したスティーズ。
軽さとコンパクトさ、そして手持ちのロッドたちとの相性の良さから、
試投してすぐ購入してしまった。
このリールは回転やブレーキといったキャスト性能はもとより、
特殊グリスを染み込ませたワッシャーによるATDなるドラグシステムを装備していて、
おおよそベイトとは思えないドラグフィーリングに初めて使ったときは驚愕した。
本当に「驚愕」という言葉がピッタリだった。
だがしかしである。
このスティーズ、ATDであるが故にドラグ周りをセルフメンテできないのだ。
このグリス、販売がない。
なんでも塗り加減が難しいとか。。
スピニングは交換用のワッシャー(グリス塗布済み)の販売があるのにベイトは無い。
購入した後に知った(汗)
う~ん、なのである。
なのでメンテ時、ドラグ周りはノータッチ。
購入した当時は夏だったので使用は純淡水域のみ。
だけど秋はポイントが下流へも広がる。
汽水域で使うならかなりの頻度でメンテが必要になるだろう。
このままではイカン。
そこでアレコレと調べてみると、Y'zクラフトさんの「 ハイパーロックDワッシャー」
なるものがなかなか良いとの評判だったので、早速購入して使ってみた。
なるほど、初期の滑り出しはATDと遜色ない感触。
もちろんメーカーさんがATDを開発した意図はそんなレベルじゃないんだけど。
ATDについてはこちらの方のHPで分かり易く説明されているので興味があれば。
MAXに関してはATDでもハイパーロックDでも実用はどっちでも問題ないっしょ(笑)
面白いことにこのワッシャー、組み込みにはグリス厳禁らしい。
むしろパーツを脱脂して組みたいと。
ちょっと驚いたけど、まぁそれで問題ないならメンテ毎に同じ性能が保てるし良き。
それでずっと使ってるけどトラブルもないし、効きが不安定になることも無かったし。
なので、ちゃんと全バラしてメンテしたい人にはお勧めかも。
性能面では期待以上だったハイパーロックDワッシャー。
問題点は無いのかというと、あります。
あり、と言うよりはそういうものです、という認識が必要かな?
このワッシャー、消耗品です。
ツルツルになったら終わり。
ワッシャ―自体の摩擦のみが頼りなので。
ただ釣行頻度にもよるけど、1カ月とか2カ月とかではダメにならないですよ。
それと、ワッシャ―がギアかプレートのどっちかにくっ付きがちなので、
剥がすときカッターの刃とかで慎重に剥がさないと再使用できないので注意が必要。
一説によると、ワッシャ―を乾かしてから組むと長持ちするとかしないとか。
とまあこんな感じです。
ソルトでベイトを使うアングラーにとってバラシメンテは日常。
SLPに出さなきゃ、なんてのはちょっと・・・
そもそも愛機が手元にないなんて嫌ですよね(笑)