イメージギャップ
3/17
水温:12度
20:00~21:30
前回の再現を目論んで釣行したが、
入りが遅れたために既に潮は大きく下げ、どこを撃っても流れが無い。
そもそも7時間かけて90㎝だから、そんなに勢いは期待できないんだけどね。
潮が小さい日だからこそ、大きく動く時間帯に来たかったのになぁ。
オープンエリアであるが故、流れが無い状況は致命的。
広いエリアをあちらこちらと徘徊するも、当然なにも起こらずに終了。
昨年秋ぐらいから時々感じてはいたんだけれど、
タイドグラフからのイメージより実際の潮位が随分と潮が引いている、
または上げ過ぎているって状況が多い気がする。
もちろん、気圧や風向きで潮位がグラフと乖離するのは承知しているが、
それを折込んでも、「ん?」って状況が多い気がする。
何なんでしょうかね。
盲亀浮木
3/16
水温:13度
18:30~21:30
昨夜の状況を見て、そこから少し上流にあるシャローフラットへとやって来た。
このエリアは大きく2本の流れがあり、エリアの末端でその流れが合流する。
インターセクションではなく、オープンエリアの流れね。
これは潮位によって位置を変え、その流れの強さも変化する。
泳力の弱いマイクロベイトが流され溜まるであろうそのスポットに狙いをつけ、
潮位と流れで若干の調整をしながらほぼ定点で浸かる。
開始して程なく待望のバイトがあり、
元気のいいファイトの後に上がってきたのはぎりぎりフッコかというサイズ。
久しぶりということと、想定した条件で魚を捉えられたことが素直に嬉しい。
魚は大きいに越したことはないけど、こんな時はサイズ度外視。
人間って都合良くできてるな(笑)
気をよくしてその後も粘るも、後が続かずに終了。
やっぱりそんなに甘くないですな。
春隣
3/15
水温:15度
上げを撃とうと最下流域のウェーディングポイントに来るも、
既に潮位が高過ぎて立ち位置の選択肢が無い。
仕方なくその選ばれし1点へエントリー。
パッと見は大きな地形変化があって良さそうなポイントなのだが、
過去に思ったほど実績がない。
半ば諦め気味でキャストしていると、手前の沈みモノにスタックさせルアーロスト。
やる気が失せて正味1時間も撃たずに納竿。
もちろん写真などあろうはずもないない。
しかし手ぶらで帰るのも勿体ない。
潮の満ちたシャローが今どんな状況なのか、せめてこの場の状況だけでも見て帰ろう。
普段なら歩くことのない堰堤の上をテクテクと歩く。
他にアングラーは皆無。
もちろんこの後も来ることは無いので遠慮なくライトオン。
その瞬間にスプラッシュする銀の飛沫。
ハクだ。
それも大量に。
それに混じって稚鮎の姿もチラホラ。
場所柄か稚鮎は少ないが、ここがこの状況ならあそこは?
時期的にも十分あり得そうだし、次回はそこへ行ってみよう。
皮一枚
3/5
水温:13度
21:30~23:00
下げ止まりを撃つべく最下流部へ。
ウェーディングルートという程ではないが、
下流へ行く程浅くなるポイントなので
ある程度は下流へ歩を進めて
下り過ぎると撃ちたいエリアの大半をスルーする事になってしまう
ある程度目測を立てて進むのだけれど、
思いのほかズレた場所に立っ
撃ちたいエリアを頭から撃つためにはいくらか上流へ上り直す必要
下げの勢いもまだまだある時間帯は遡行が辛い。
今日はそんな感じのスタートになった。
相変わらず反応はない。
狙うタイミングは下げが緩む時間帯だ。
下げが効いて流れが走っている状況。
如何にも良い条件だけど、全体的に太く重い流れ。
変化が無くて狙いどころを絞り難く、難しいなと感じてしまう。
何事も無い時間が過ぎ、待望の時間帯が訪れたが何事も起こらない。
今夜も何も無しかと思ったタイミングでバイト。
この引きはコチで確定だ。
元気のいい個体で、何度か空気を吸わせるが落ち着かない。
おまけにあの平たい魚体が流れを受けてヒラヒラと動いて落ち着かず、
せっかく魚が落ち着いたのにボガが打ちにくい。
おまけにあの口だ、何度かトライするもいいタイミングで口が開かない。
ルアーはスッポリと口の中に隠れている。
外れることはなさそうだけどリーダーが心配なので、少し強引に取り込むことにした。
ロッドをわきに抱え、左手でラインを掴み右手でボガを打とうした瞬間。
再び大暴れしたコチの口からルアーが姿を現しラインを掴んでいたグローブにグサリ。
ルアーは口の中に入っていたものの、口腔内のフックは刺さりきっていなかったのだ。
運良く皮膚には達しなかったが、残りのフックはそのままコチに掛かったままだ。
その状態でコチは更に大暴れ。
地獄~
更なる悲劇が起こる前にと強引にボガ打ちを敢行するも、あえなくフックオフ。
グローブに刺さったフックは伸びていた。
肉に刺さった状態で大暴れされていたらと思うと恐怖でしかない。
フィッシュグリップを使うとしても、絶対安全なランディング方法ではないんだなと
改めて確認させられた。
ランディングツールは様々あるが、どれも確実さ、安全性において一長一短。
悩ましい。
大名魚
3/2
水温:14度
18:30~21:30
ちらほらと釣果の声も聞こえるようになってきた。
例年なら稚鮎の遡上もある頃だ。
事実、思いのほか上流部での釣果も出ている、らしい。
先日、バチ狙いで入ったエリアに下げ3分程度からエントリー。
ぱっと見は誰もいないように見えたのだが、
お目当て場所にはきっちりアングラーが入っていた。
様子をみていると徐々に上流に移動しながら釣っているようなので、
十分距離が空いたらそこに移動するとして、まずはめぼしい場所を撃ってみることに。
潮は大きく下げるが満潮時の潮位が低いので、流れはあまり出ない。
そこは長潮、仕方のないことだ。
上から下までローテしながらポジションを移動し探る。
何度目の移動だろうか。
やや早めにリトリーブしたシンペンが最後のブレイクに差し掛かろうとしたときに
鈍い衝撃。
反射的に合わせると微動だにしない。
あり得ないほどのベンドカーブを描くロッドに、「根掛かりか、、」と思うや否や、
それはゆっくりと動き出した。
マジか。
シーバスだったらド級のモンスターだ。
がその想いは瞬時に落胆へ変わった。
グーン、グーンという感じの断続的な引き。
スレ掛かり確定だ。
たとえ60センチのシーバスでもスレれば重い。
あとはこの魚が何か、ということだけだ。
走りの鈍さからボラはない。
あの引きの感じだとエイの可能性もあるが、この水温で河川内にエイはいない。
となると、シーバスかコイか。
スレとはいえこの尋常ではない重さはそれなりのサイズだ。
そしてこのスタミナ。間違いなく後者だろう。
少しづつ後退し、浅瀬に魚が現れた。
やはり君か。
冬のコイは太い。
重いわけだ。。
その後、お目当てのエリアに入ろうとするも対岸に別のアングラーが現れ、
おまけに自分が狙いたいピンには、新たに現れたブッコミ師が打ち込み始めたので
納竿とした。
帰り際に足元をライトで照らすと、マイクロベイトや食べごろのハゼ。
水の中は急に生命感にあふれてきた。
雨が降った日には遠くに雷も聞こえた。
そろそろ春ですね。