Gold vein

一攫千金 いつか金脈を掘り当てようとフィールドを徘徊するアングラーの備忘録です

皮一枚

3/5

水温:13度

21:30~23:00

下げ止まりを撃つべく最下流部へ。


ウェーディングルートという程ではないが、

下流へ行く程浅くなるポイントなので

ある程度は下流へ歩を進めて沖に出た方が楽に出られるのだが、

下り過ぎると撃ちたいエリアの大半をスルーする事になってしまう

 

ある程度目測を立てて進むのだけれど、

思いのほかズレた場所に立ってしまう事が意外とよくとある。

撃ちたいエリアを頭から撃つためにはいくらか上流へ上り直す必要があるが、

下げの勢いもまだまだある時間帯は遡行が辛い。

今日はそんな感じのスタートになった。

 

相変わらず反応はない。

狙うタイミングは下げが緩む時間帯だ。

下げが効いて流れが走っている状況。

如何にも良い条件だけど、全体的に太く重い流れ。

変化が無くて狙いどころを絞り難く、難しいなと感じてしまう。

 

何事も無い時間が過ぎ、待望の時間帯が訪れたが何事も起こらない。

今夜も何も無しかと思ったタイミングでバイト。

 

この引きはコチで確定だ。

元気のいい個体で、何度か空気を吸わせるが落ち着かない。

 

おまけにあの平たい魚体が流れを受けてヒラヒラと動いて落ち着かず、

せっかく魚が落ち着いたのにボガが打ちにくい。

おまけにあの口だ、何度かトライするもいいタイミングで口が開かない。

 

ルアーはスッポリと口の中に隠れている。

外れることはなさそうだけどリーダーが心配なので、少し強引に取り込むことにした。

 

ロッドをわきに抱え、左手でラインを掴み右手でボガを打とうした瞬間。

再び大暴れしたコチの口からルアーが姿を現しラインを掴んでいたグローブにグサリ。

ルアーは口の中に入っていたものの、口腔内のフックは刺さりきっていなかったのだ。

 

運良く皮膚には達しなかったが、残りのフックはそのままコチに掛かったままだ。

その状態でコチは更に大暴れ。

地獄~

 

更なる悲劇が起こる前にと強引にボガ打ちを敢行するも、あえなくフックオフ。

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あの状況で皮膚に達していたらと思うとゾっとする。。

グローブに刺さったフックは伸びていた。

肉に刺さった状態で大暴れされていたらと思うと恐怖でしかない。

 

フィッシュグリップを使うとしても、絶対安全なランディング方法ではないんだなと

改めて確認させられた。

 

ランディングツールは様々あるが、どれも確実さ、安全性において一長一短。

悩ましい。