久しぶりのサーフ
10/26
20:00～22:00
久しぶりの地元サーフ。
とある小河川の河口にエントリー。
台風１９号の影響で川は釣りにならなさそうなので仕方なく行ってみた。
まともに釣りをしたのはたぶん10年ぶりくらい。
周囲の状況が随分と変わっていて、駐車ポイントも良くわからない。
地元のサーフも例にもれず「１０日に１本」と言われる湘南シーバスの典型。
まぁ釣れない。
シーバスフィッシングを始めて１匹も釣れぬまま止めてしまった人は何人もいる。
そんな湘南でも鉄板のパターンがある。
雨だ。
雨の河口は確実だ。
特に小さな川、普段はほとんど濁らないようなクリアな河川の爆発力はすごくて、
当時は雨が降ると小躍りしながら釣りに行ったものだ。
初めてのランカーも土砂降りの日だったな。
台風後から随分た経ったけど、前日の雨とまだ残る海の濁り。
そして通過した低気圧からのうねりと条件は良さげだったので期待できると踏んだ。
サーフへ出ると人、人、人。。
皆、考えることは同じだ(笑)
さてどこへ入ろうかと見回すと、良さそうなところが１人分ポッカリと空いている。
ラッキー、と思いそこに立つと波打ち際に黒い物体が漂っている。
流れてきた木の根だろうか？ 暗くてよくわからない。
どうやら空いていたのはそのためだったみたいだ。
まあ回収の時だけ気を付ければ大丈夫だろうと思いそのまま釣りを始めることに。
まだうねりがだいぶ残っていて、波高は２メートルくらいだろうか。
例のゴミで波打ち際が狙えない。
そこでYOICHIライトでロングキャスト。
沖で次の波が立ち上がり、そこにルアーが猛烈に引かれる。
その引き波でルアーを泳がせていると、唐突にガツンとひったくられた。
波間でヘッドシェイクするシーバスが見える。
ラインに強くテンションが掛かったままヒットしたのでまずいなと思っているうちに
無念のフックオフ。。
しかたなくルアーをブルースコードⅡに変えて引き続き同じパターンで釣っていく。
と、不意にルアーが重くなる。
しまった、例のアレに引っかけてしまった！
アホほど重たいアレは引き波を受けて凄まじい勢いでラインを引き、
あっけなく０．８号のPEはブレイクした。
ガックリ。
仕方なくノットを組みなおしてYOICHIライトで釣りを再開する。
そろそろ潮止まりも近いな、と思っていると再びヒット。
波頭にシーバスが躍る。
上手くイナして丁寧に寄せてくるも再びバレた。
マジか、、
まぁ仕方ない、サーフのシーバスなんてほぼ向こうアワセだし運が悪かったと思おう。
そして次のキャスト。
また不意にルアーが、、間違いなくかわせる方向に投げていたはずなのに。
潮の向きが変わったか？？
もちろん回収できずにロスト。
そこで気持ちも萎えて終了とした。
翌日、なにか腑に落ちずルアー回収に向かうことにした。
釣りをしていた数時間、動くことなくとどまり続けたゴミ。
たぶん今朝もあるだろう。
車を止めウェーダーに着替える。
脱いだサンダルを拾おうと下を向いた瞬間、
「グキっ！！」
やっちまった・・・ぎっくり腰だ。。
しばらくその場で悶絶したのち、浜へと向かう。
幸いなことに症状は軽いみたいだけど、もちろん普通に歩くことなどできない。
車にあった自称ウェーディングステッキを突きながらヨロヨロと歩く。
現場に付くとだいぶ潮が高い。
ブツも見当たらない、流れたかぁ、と思っていると発見。
波が引くと露出するくらいのギリギリのところにありました。
根っこかと思っていたアレはなんとロープと漁網。
写真だと小さく見えるけど、一抱えほど、いやそれ以上のサイズ。
遠目からルアーが見えるが俺のじゃない。
暫く観察していると、波にもまれローリングする漁網の中にブルスコ発見。
波が大きく引いた時に救出に向かう。
激しく絡んでいるかと思いきや、ベリーのフックはもがれてリアのみで掛かっている。
しかもフックのアイがスプリットリングの真ん中を割って、
ワイヤー１本で掛かっているだけの状態だ。
その間も波は撃ち返している。
巨大な網は波毎に大きくもまれて見失わないようにルアーを握る俺を何度も振り回す。
そのたびにコケ、耐えるたびに腰に激痛が走った。
ゆっくり外している時間は無い。
そう思って力いっぱいルアーを引きリングを伸ばしてどうにか回収してその場を離脱。
残念ながらYOICHIライトは発見できなかった。
とりあえず回収できたのはいいけど、ギックリ腰は割に合わないなと思った週末。
やっぱりしばらくサーフはいいや。
